空気の研究。

空気が読めません。
誰か、私を取り囲む空気に
フリガナをふってください。

# by tanakahii | 2017-03-23 23:46

公を仕事にするということ。

最近、
「底辺の人と口をきいてはいけません」
というテーマの論説が
ネットを炎上させ
それを読み、

ほう、、、そういう考え方も
あるのねとフラットに受け止めていたのだが
その記述の中に
「底辺の人のことは、役所の福祉課の人の
仕事です」とあり、

そうくるか、、、と思っていた。
今、私は「役所の人」であるが
福祉の人ではない。

でも、仕事の中で
生きづらい人には出会う。

今日の午後は、そんな日だった。
客観的に現実ではないことを
繰り返し訴える人と2時間半対話して
不安なこと、辛く思ってることを
存分に受け止めて、
事務分掌の範囲ではないけれど
公務員の責務にたちかえり
どうすればいいか考えた。

目の前のこの人が、
笑って気持ちよく生活するには
どうしたらいいか。

春の日差しのあたる、けど、まだ
寒い、お庭のベンチで並んで座って
白い草の花がポツポツ咲く足元を
眺めながら
その人の手をとり、
「もう何年もそんな感じで辛い思いをしてきたんですね」
と、ゆっくり話して
その人の目を見た。

目の前のこの人が感じる、私たちの非現実は
その人にとっての現実で
それが、辛いものなら、
その人の感じる現実が
少しでも辛く感じないように
できないだろうか。
おそらくその人以外の人が
現実と認めないことを
辛く感じ続けることは
どんなに孤独なことだろう。

医療も薬も制度もコミュニティも
その孤独を埋めてからでないと
届かない。

人を幸せにするのは
「役所の福祉の人」だけの仕事ではない。

ただ、経済活動のともなわない、
今日の午後の2時間半
じっくり対話できるのは、
基礎自治体の公務でないと
できないことで、
それを考えると

この仕事を選んでよかったな
と思う。




# by tanakahii | 2017-03-16 23:39

春の口紅

甘いものが苦手なので
夫からのホワイトデイは、
口紅を贈ってもらっている。

毎年春の新色をくちびるに。

今年は、イブサンローラン15番を
エングレイビングしてもらったやつ。
名前を彫るのが一般的だけど
MON AMOURって彫ってもらった。
ええ、女の年齢なんてただの番号だと
思ってるので
いい歳ですが瑣末なロマンティックに
こだわりますわよ。

貴金属も、口紅も、香水も
身につけるものは、
ぜんぶ贈ってもらったものってのが
よくて。

一番好きな人への
バレンタインは恥ずかしくて
「お返ししないでくださいねっ」
って渡しながら言っちゃって、
言葉通りに受け取られて、
ホワイトデイに何も起こらなかった
ことを悔やんだり。
あんまり変わらないなー私。

女の先輩や同期からの友チョコは
お休みの日にゆっくりいただこう。



# by tanakahii | 2017-03-14 23:35

A bit of madness is key to give us new colors to see

ララランド鑑賞記録。


ネタバレですよー
そして、ディープですよー




中盤の「小さい頃仲の良かったおばと劇ごっこをしてよく遊んだ」
という主人公のセリフで

すでに
そのおばは、精神的にも社会的にも
不安定だったんでしょう?という
フラグをたてていた。

映画のクライマックスで
主人公がオーディションの時に歌う
おばの思い出に寄せて歌う
「少しの狂気が世界に新しい色を見せる」
という歌詞で
ちょっと泣いた。

私が薬を飲む前の世界は、
飲んだ後の世界と違う。

飲んだ後は、
視野・聴覚の奥行きも横幅も彩りも
すべて圧倒的に豊かになったけど
飲む前の世界は取り戻せない。

mad を「世の中とのズレ」というニュアンス
で訳すなら
飲む前の私はmadなんだろう。
でも、私の大部分はそのmadで生きてきた
時間で構成されてるので
飲んだ後の生活が辛くなることもある。









# by tanakahii | 2017-03-12 20:02

猫の形の穴。

猫を飼ってる人は、
老いた猫と暮らしている私に
様々な言葉を伝えてくれてきた。

「いっしょに暮らしていた猫がはかなくなると、心に猫の形の穴が空く。そしてその穴は猫でしか埋められない」

「猫ってさ、ヤクと一緒よ。キメるとやめられないのよね」

「、、、そういうわけで、私は傍に黒猫がいつもいる人生なのです。(料理イベントで出会った)」

先月末に猫さんを失ってから
何事もなく
日々が続いているけれど
家人はなんだか
「次の猫」にご執心だ。

お世話になった獣医さんに二人で
ご挨拶に伺った時に彼が
「次に、また猫を飼った時にお世話になります。」とシメたことについて
(・ω・`)・・・・と、違和感を
もちながら黙って帰宅したものの

彼はそっと「次の猫」のことを
考えているらしいことがいっしょに
暮らしていて伝わってくる。

次の猫?

ちょっと、彼の気持ちの動きに
同調できなくて、
困る。

もともと、猫さんのことを
代替可能と思ってないし。

空いた穴を抱えて生きていこう
っておもってるのに。




# by tanakahii | 2017-03-11 22:23