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小論文の書き方

秋に受験する国家資格試験科目には、
筆記の他に小論文と面接がある。

週末に受講した資格養成講座では、
試験対策として「小論文の書き方」の
コマがあった。
大学受験→就職試験→昇格試験×2と、
人生で何度も小論文対策をしてきたけど、
改めて時間をとっておさらいすることが
できて、うれしかった。

もともと、文章を作る機会の多い
キャリアの積み方をしてきた。
年度内に「文章が書ける人がほしい」
と無理やり過酷な状況に異動させられて
酷い目にあったのも、今となれば
いい思い出だ。

ここ6・7年間は、
後輩の、昇格論文やアカデミー提出用の
論文を下読みさせてもらう機会が
増えてきている。
そのたびに、私なんかに頼んで大丈夫
かしらんと思ってたので、今回の講座
は、自分の中の「論文の評価基準」
を見直すいい機会にもなった。

講義を受けた結果、
だいたい私が今持ってるものさしで、
必要な基準は満たしているらしいことが
わかった。ただし、
「重ね言葉」には、要注意だと思った。
わたしの文章、伝えたい熱が高くなり
過ぎて、くどい時がある。
気をつけよう。

先日、年度末締め切りの自宅論文を
読ませてもらった後輩が、昇格試験
に合格したという報せを受け取って
大変うれしかった。

締め切りギリギリで依頼されて、
論旨を立て直すことに精一杯で、
文言の用法・体裁を整えられなかった
のが、とても気がかりだったけど
クリアできて、本当に良かった。

昨日受けた小論文対策講座では、
講師が
よく受験の試験問題に引用される
朝日新聞の「天声人語」を

国語の試験科目で「文中の『それ』は、
何を示すでしょう説明しなさい」
と出題されるというのは、
『悪文』である証拠だ。

とディスってて、嗤った。
(講師が日経新聞の元記者である
こととか、そのレジュメ箇所が
彼の著作ではない書籍の引用であること
とかツッコミどころが多くて面白かった)

ブログでは、
ぼやっと散漫な文章書いてるけど
論文を書くときは、
カチリとポイントが切り替わる音が
頭の中で聞こえる。

理科科目も社会科目も、
論述の試験問題があった、
高校教育の成果かなと思う。

あと、私自身はそういう立ち位置に
なかったけど、
行事ごとに趣旨と目的を
文章化する学校文化にも、
素因はあるなと思う。

いじょう





by tanakahii | 2017-06-19 15:06